2013.03.22
ハクモクレンも咲き、桜もちらほら咲き出しました。
花粉症の季節です。花粉症というと、目がかゆいや鼻水のイメージが強いのですが、咳もあります。
私もじつは花粉症があり、毎年苦しむのですが、今年はきっちり内服と点鼻を行っているからか、ほとんど症状がなく快適です。例年はない咳も出ていたのですが、内服ですっかりよくなりました。
ただ、今年はこれまで花粉症はなかった方や花粉症や咳ぜんそくとまではいかずとも気道過敏性の亢進が原因とも考えられるコンコンいう乾いた咳を訴えられる方が多いように感じます。少しはやめの黄砂や大気汚染物質が原因でしょうか?悩ましいところです。
2013.03.15
庭のハクモクレンのつぼみがつきました。咲くのが楽しみです。
今回は肺炎球菌ワクチンのお話を。
過去の報告で、接種していない人と比較し、肺炎球菌ワクチンを接種した人、インフルエンザワクチンのみを接種した人、両方接種した人について肺炎の入院リスクと死亡リスクを比較した結果があります。
| 接種していない人と比較し | 肺炎の入院リスク | 肺炎死亡リスク |
| インフルエンザワクチンのみ接種 | 52%減少 | 70%減少 |
| 肺炎球菌ワクチンのみ接種 | 27%減少 | 34%減少 |
| 両方接種 | 63%減少 | 81%減少 |
65歳以上の高齢者においては肺炎球菌ワクチン接種と毎年のインフルエンザワクチン接種で肺炎死亡リスクが81%減少する結果には公開講座でお話させていただいたときにも反響をいただきました。
以前、NHKで肺炎球菌ワクチンの効果について放送されたときには一時期入手困難になったこともあります。
ただ、肺炎球菌ワクチンは現在は5年間隔で2回までしか、接種できません。日本の平均寿命は80歳を超えてきていますので、接種時期については主治医との相談が必要と考えます。
2013.03.01
最近、風疹の予防接種についてのお問い合わせが増えました。ここ最近の成人での風疹の流行と先天性風疹症候群の問題からと考えられます。
妊娠可能な年齢、もしくは妊娠希望の女性は一度風疹の抗体価を測られておくとよいかもしれません。私も抗体価が低かったため、妊娠前に接種しました。予防接種を過去に受けていても抗体価が低い場合があるようです。注意としては接種後2ヶ月間は避妊が必要です。
2013.02.25
寒い日が続きますね。明日からは少し気温が上がるようですが、お天気は下り坂の予報でした。息子が遠足なので晴れてやってほしいです。
先日の公開講座では受診してくださっている患者さんのお顔もちらほら見えて、緊張しました。
学生講義や学会発表と違い、一般の方に興味深く聞いていただけるかが気になるところで、緊張します。
かぜの患者さんへの抗生剤投与についてですが、一時期、「かぜはウイルス疾患だから抗生剤を出す医者はダメ医者!」などというTV番組でのコメントがありましたが、いえいえ、ちゃんと理由があるのですよ~ということを今日は書こうと思います。
日本呼吸器学会のガイドラインに「感冒症候群の抗生剤投与について」というものがあります。
1、高熱の持続(高熱が3日以上続く)
2、膿性の喀痰・鼻汁(色の濃い痰と鼻水)
3、扁桃腫大と膿栓・白苔付着(扁桃が腫れて、白い膿がついている状態)
4、中耳炎・副鼻腔炎合併
5、強い炎症反応
6、ハイリスク患者(がん患者、高齢者、慢性呼吸器疾患患者など)
このような患者さんには高用量短期間使用を行います。
受診したときの患者さんの状況(問診・診察)で必要と考えれば抗生剤も処方されます。
かぜは万病の元。かぜから肺炎へとすすむこともありますからね。
2013.02.08
雪がちらちらふっています。
明日は芦屋病院の公開講座をさせていただきます。
お題が「冬に注意する呼吸器疾患」・・・
内容をどうするか、非常に迷いました。結果、メインは「感冒症候群」として、インフルエンザなどのお話をさせていただくことにしました。「感冒ってかぜのことでしょ?」と思われるかもしれませんが、結構これが奥深いものなのです。喜んでいただけるお話になるかはわかりませんが・・・がんばります。
最近のテレビ番組には医療に対するものも数多く扱われていますが、以前から気になっていた、「風邪に抗生剤を出す医者はダメ」ということについても、真実をお伝えさせていただきたいと思います。
マスコミの過去のステロイドバッシングがどれだけの患者さんに不利益を与えているかは、ステロイドを治療に必要とする疾患を扱う医師の多くが悔しい思いをしています。気管支喘息の治療もそのひとつです。
インフルエンザ予防接種の意義についてもお話させていただく予定です。
内容については参加できない方にも知っていただけるよう、後日ブログに書かせていただきたいと思います。